P不調→原因を探る

調子良くなってきていたP(ベスパラージボディ)ですが、この前給油して帰ってきたら排気ガスが何だか臭い。いつもと違う。乗ってる感じは通常。

そんな事を思いつつも、そのまま少し乗らない日が続いていたのですが、この前引っ張り出して近所を試乗。

すでにアイドリング時から気になる白煙。2ストオイルの焼けた匂いではなく、タービンブロー手前の車の後ろを走っているような、4スト車のオイル下がり・上がりの車両の後ろを走っているような、不快な排気ガス臭。

走行は普通?にするも、コーナー立ち上がりなどでは、アクセル開度に応じた白煙が立ち上る状況。立ち上がりワイドオープンで、白煙を置いてくる感じ。

自称「優良2ストローク車」だったのですが、明らかに白煙が増し増しに増しています。

白煙はまだ探偵物語の探偵ほどではないですが、こいつ(現在の白煙と匂い)は迷惑。

ボケて2ストオイルの代わりに、4ストオイルを入れちゃったの自分?とも思いました。そしてタンク内の混合ガソリンを入れ替えてみるも(当Pは混合給油タイプ・キャブも分解清掃・新規の2ストオイル添加)症状変わらず。むしろ悪化。加速時に臭い白煙が、その場に停滞。2ストローク攻撃。

オイルを間違えるほど、まだボケてはいなかったみたい。

走行の感触は、カブっている様な症状。アクセル開け始めがもたつき、クラッチミート・発進シビア。アイドリング不安定。だんだん酷くなっている。

これ以上乗るのは迷惑+危険(壊れる?)と判断し、試乗終了。

ギヤオイルを抜いてみます。まず注入口から開けてみる。

いつもは注入口(上の入れる所)をあけると少し出て来るのですが、今回は出てこない。下(ドレンボルト)を外して抜いてみるも、何だか少ない?減った?停めている車体の角度?

上からポタポタこない時点で、少し減っている事が予見できます。停車時の漏れもありませんので。

混合ガソリンオーバーフロー+オイルシールが抜けていてクランク内混入し、ここから(オイル注入口)ブワッと出て来る事を少々期待しましたが、ハズレ。

スモールボディでしたら症状がもっと分かり易かったりしますが、P系は逆?シリンダーが横向き・排気量あるから、なんとなく走っちゃう?わかりずらい?

ベスパ ギアオイルを抜く
カップいっぱいまで1度溜まり、写真は2杯目。

出てきた量は正常より少し少ない様です。乳化・白濁なし。保管中に漏れた形跡もない。

ドレンを締め、ここで作業ストップ。

以上の状況から推測すると「エンジン内クラッチ側オイルシール抜け」と思われます。

オイルシールが抜けて、ギヤオイルがクランク内に混入・そのまま混合気と圧縮され・燃焼・排気・臭いけむり。

マフラー内がデロデロになってなければいいのですが、早めに気づいたので大丈夫かな?

オイルシールも消耗品ですのでね。交換は乗り続けるため、避けて通れません。

ただ「エンジン全バラ・クランクを割る」必要あり。

シリンダー・ピストン・キャブ交換で調子よくなってきてはいましたが、いよいよその辺か~といった所で、キッカケをいただきました。

まだ推測段階なので、確証はありませんが、P系エンジンで同じような症状、ギヤオイル漏れの形跡ないのに減るなど、上記のような症状がある方は可能性ありますので、ご注意ください。

快適に乗り続けるために、早めの対処をおススメします。

電子制御されたFI、コンピューター診断の最近の車両は別かもしれませんが、トラブル早期発見のため普段と何か違うと感じた場合は乗り続けずに、一度点検しましょう。

エンジンどうせバラすならー んー と、メニュー考え中。

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