フロントフォークダストシール交換 バリエ

続、ホンダ ファミリーバイク 昭和52年発売車両。

フロントフォークのダストシールが劣化して割れ、機能していない+見栄えが悪い。

部品検索してみると、出るみたい。何かの車種と共通部品なのでしょう。モンキーかシャリー?

オイル式では無く、スプリング+カラー+グリスのシンプル構造タイプ。

錆のせいだと思いますが、抜くのに まぁ~難儀しました。なんせこのカラーが出てこない。必要なのは浸透性潤滑剤と根気。潤滑剤吹いて一晩置いた方がよいかも。

片側抜けたーとやる気が出てきて、もう片方もそろそろ抜けるかな?と思ってやってましたが、抜けてこない・・・。何かやり方間違ってる?と確認しつつ、再び要根気。浸透潤滑剤を吹いて放置。

作業手順が間違ってなければ、諦めなければ、たぶん取れる。

取れました。もう。難儀したのは右側。

グリス塗り塗り組み込みました。カラーは片側3個スプリング2個。部品点数は意外と多い。

組んでから思ったのですが、蛇腹状のフォクブーツタイプ流用できたんじゃないかな?と。もうしばらくやりませんが、今度何か機会があったら検討しようかなと。

ゴム部品が新しくなると見た目が締まった感じになりますね。


燃料コックパッキン交換(カシメタイプを加工)

続・ホンダのファミリーバイク。

ガソリンタンクが錆びていれば、ガソリンコックはカスなどで詰まっている事が多い。

この車両も詰まっていました。ONの穴は比較的すぐ開通。RES(予備)がなかなか通らない。

パッキンがゴムなので、キャブクリーナーにドブ浸けも避けたい。

キャブクリーナー(泡タイプ)で何度かやるウチにRES側も開通はしましたが、通りがイマイチ。

下写真の、三日月状の部分がRES用のガソリンが入って行く穴なのですが、隅の残りカスを取るつもりでツンツンしていたら、何だか底の感触が柔らかく、もっと奥まである事が判明。開通して、底に達したかな?と思っていましたが、さらにその下があり「あゝ、これはもう分解しないとダメだな」の結論に達しました。

カシメなので、なるべくなら分解は避けたかったのですが、結局の所、分解しないと除去できなそうな詰まり具合でした。分解前も通路は通ってはいましたが。

せっかくタンクもキレイにしたので、ここまで来たら後付けガソリンフィルターは付けたくない。

パッキンは流用です。先に合いそうなモノを手配済み。ホンダ純正部品。後に分解構造になる、同じような形状の部品から。切替部のゴムは思っていたより状態が良かった。新品あるので交換しますが。

マイクロリューターがあれば少し削りたい所ありますが、無いのでそのまま⇩。

当たり面は軽くオイルスト―ンで面出し。

カシメの代わりにねじ止めになるので、ねじ山を切る必要があります。

今回はM3-P0.5のネジを使用しますので、タップの下穴は2.5㎜。その前にまず2㎜で掘りました。

このような作業の時はステンコロリンなどを使用。

蓋がとまればいいので、それほど深い必要はないのかと。

念のため二種類の長さを用意(ホームセンター)しましたが、掘ったねじ山の深さの関係で、短い方を採用しました。

ゴムと金属の当たり面・摺動部には、シリコングリス薄く塗布。塗りすぎ・ガソリン通路に入らない様に注意。

適度な締め具合で、様子を見ます。締めきるとレバー操作が硬くなる。

最終的には漏れチェックをしてみて。

今回の車両 ホンダ バリエ


メインキーの接点不良 ホンダ バリエ

ホンダ ファミリーバイク 電気系(バッテリーDC灯火類)

状態の良い6Vバッテリーを(KS2の6Vの時に使用していた)再充電して取り付けてみました。

キーONで灯火類の点灯チェックをしてみたら、まるで反応しない。カチカチカチカチ。無反応。バッテリーは元気。

試しにエンジンを始動させて確認すると、点灯している。球切れではない。という事は、途中で断線又は接点不良ですか。

目視では、噛んだりして断線してそうな形跡も無し。配線図を眺めて、テスターで導通を見たら、メインキースイッチが反応していない事が判明しました。バッテリーのマイナスがスイッチまで行っている。バッテリーマイナス(青)がボディアース(緑)に導通しない。

正常であれば、ONにするとマイナス(青)が、ボディアース(緑)に落ちる回路。

プラスがキースイッチに行くのかと思ってましたが、マイナスなんですね。これは。


メインキーの隙間からパーツクリーナーを吹き・洗浄・エアーで飛ばし・接点復活剤をシュっとしてみます。

カチカチカチと鍵を回してみるも、変化(導通)無し。重症か。

この部分、できればバラしたくないんですよね。割れるから。 

でもしょうがない。ビビりながら外してみます。

右の方の黒い丸、青線の接点。酸化膜で絶縁されてました。他のはキレイなのに。

下の●は配線固定ステーなので、導通は関係無し。

ペーパーかけて復活。びんびんに点灯しました。これはバラシて、磨かないと復活しないレベル。

ケースがちょっと割れたりしましたが、付けた状態でグラつき・外れないので良し。

プラリペアは効かない素材。PP。

電気系は、この車両も12V化が頭にありますが、6Vでも思ったより明るかったので、少し様子をみるかもしれません。