点火時期調整

ベスパ ハンドチェンジなどを前提にしています。一例。

前円分度器が無い場合など、該当場所のケガキをするに当り、使用しているフライホイールの円周(周りの長さ)を計算します。「直径×円周率」

それを360で割ると、1度当りの外周での幅(長さ)が出るので、それに目的の度数をかけて数値を出す。

圧縮上死点の位置を基準にB.T.D.C.なら「前」に印つけ。

厳密にやるのであれば、ヘッドを外して(センタープラグではない場合)ダイヤルゲージでT.D.C.の位置を見て、前円分度器で角度を見ながらでしょうか。指定の回転数がある場合(進角・遅角するタイプ)回転数が表示できるものもあった方が良い。回転数により点火時期も変わる。固定であれば、あまり気にしない。

何かシリンダーヘッドを外すついでがあった時に、圧縮上死点は印付けておいた方が良いと思います。

ハンドチェンジのベスパなど、大体信頼できる所で買った車両であれば、どこかにケガキ線がある可能性高し。納車整備で見てると思いますので。

ポイント式は電球や、音の出るやつ(音程が変わる)や、アナログテスターなどでやっていた頃もありましたが、無接点式が主流になってからは、タイミングライトでないと見られない。

点火時期調整には、点火時期情報・フライホイールプーラー・ドライバー・タイミングライトなどが必要。

ポイントの隙間調整と点火時期調整は別モノなので、ポイント交換や、大幅な隙間調整をしたら、点火時期も確認した方が良いでしょう。あとポイントの場合、たまに接点を磨いて脱脂するのも効果あり。デリケートですので、取り扱い・削りすぎ等に注意。


フライホイールや、電装関係(ステーターコイル等)を交換したら、点火時期調整が必要です。

ベスパは結構ズレていても、始動して走っちゃいますが、イマイチ調子出ません。

キャブのスロー微調整など以前に、点火タイミングを確認しましょう。

ベスパ P125X、エンジン載せ替え作業をしたので、点火時期調整。(ポイント→CDI化)

ポイントのままでも良かったのですが、火が飛ばない感じだったので、深追いせずに降ろした方の電装を付けました。

ポイント・コンデンサ・コイルなどは、後日チェック。

ポイント点火だと対応フライは上写真右のP125系のみ。

長期保管部品は、カム山の錆具合に注意。(ポイント点火の場合)

フライホイールを外して保管する場合、カム山・シャフト入る部分・プーラーねじ山に、要錆止め処置。

3種類のフライホイールでどれくらい差があるか見てみました。

フライホイールのみ(3種類)交換で始動。タイミングライト使用。

好み・仕様で、多少前後させる事もあるかもしれませんが、まずは標準値。

点火時期 VESPA P125X・P150X B.T.D.C. 21°±1°

P200 B.T.D.C. 23°±1°   スクーターヘルプ参考。

とは言いつつ、わたくし正確に圧縮上死点(T.D.C.)をマイクロメーターで出す(正確アピール?)までもなく、棒突っ込んで手感覚で出してます。大体で。


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