ヤマハ メイト キャブレターO/H

YAMAHA V70 海外ではV75?Y75? 後継車種は V50/V80

こちらのメイト(V)は2サイクル。タウンメイト(T)は4サイクル。

T80に続いてキャブレターから見てみます。何年くらい乗っていなかったのでしょう?10年単位か。

ゴムホース類は先のT80より柔軟性がある。

キャブを車体から外してチェック。スロットルバルブ固着。チョークは動く。

前所有者?無理やりスロットル開けようとしたか?ワイヤーの分岐部分のプラが割れていました。少し回してみてダメなら、無理やりやらない。ワイヤー他各部にダメージがイってしまいますので。


スロットルバルブの隙間にキャブレタークリーナー(スプレー式泡タイプ)をかけて放置。

しばらくしても変わらず固着。

まあ、一筋縄ではいかない事は想定しております。そんな時は温める。

ヒートガンで温めたらヌルっと抜けてきました。

そしてまた、フロートチャンバーも固着。

もう固着する紙のパッキンはイヤだ。バラさないならいいんですけどね、しっかりと漏れも防いで。

再度新品を組む時には対策をしておきましょうか。気休め程度でも。

技を駆使したら、ねっぱった感じで割れてきました。ゆっくりと徐々に様子を見ながら分割。

フロートもくっ付いていた模様。温めてよかった。黒蜜の様な何かが沈殿。

熟成されたガソリンのニオイはしなかったので、揮発成分は完全に抜けていたみたい。

この車両もガソリンコックがPRIの位置になっていました。前記のT80もPRIになっていた。

それでガソリンタンク内の液体が全部出たみたい。

表示がONと何かなので、OFFだと思っているんでしょうか?よく見ましょう。

PRIはOFFではありませんので注意。キャブ世代は常識だと思いますが、知らない人もいるかもしれませんので一応。負圧式燃料コックレバー表示がON/PRIの場合、通常はONにする。ON(又はRES)はガソリンコックの機能が正常であれば、負圧がかからないかぎりガソリンは流れない構造。PRIにすると負圧関係無く、重力によって流れ続けます。キャブのフロートバルブで止まらなかったら、オーバーフローする事でしょう。外に出るか・中に入るか分かりませんが。ON/PRI/RESの場合は通常ON。残量が少なくなったらRES(リザーブ)を使用。切替前のガス欠などで、キャブ内のガソリンが無くなってしまったら一時的にPRIにする。そしてRESなり、ガソリンを入れる(ONにする)なりして走行。

負圧式燃料コックで切替レバーが無いタイプは、負圧がかからない状態ではガソリンは流れない・負圧がかかったら流れるが正常。

負圧かけなくても流れる・負圧がかかっても流れない場合は内部の不具合が疑われます。

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汚れのこびりつきがひどい場合は、漬けるタイプ(ガソリンと混合する)を使用しています。

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