12V化(半波整流)に必要な部品を検討します。
モンキー系・KS2・オフ車など、6V車両を12V化(半波整流で)されている方たちの情報も参考にさせていただきました。
今回セレクトした主要部品は、武川レギュレーター・LONGバッテリー・ICウインカーリレー・各12V電球・コネクター・他・端子部品・配線など。
予算や気持ちの問題ですが、レギュレーターはホンダなどの国産純正部品(新品)が入手できれば、それでもいいと思います。バイクメーカーの純正品ですので、信頼性は高いかと。
状態不明の中古部品・中華ホンダ・似たような激安同等品については不明。
わたくしの場合は「お値段+そこそこの信頼性」でタケガワのレギュレーターを選択。
KS2の配線(図)はシンプル。
回路は配線図とにらめっこしてると、だいたいやるべき事が浮かび上がってきますので、実車の配線・取り回しを見て確認・決定。
ハンダ付け+収縮チューブで保護。
余計なトラブル防止のため、お手軽パッチンの挟む繋ぎ方は(わたくし)やりません。
これには色々な考え方がありますので、こちら(ブログ)は参考程度に。
カプラー&端子の新品(両側)が用意できれば、それに越したことはありませんが、今回はそのまま利用。
車体側ハーネスの途中を剥いて交流配線に割り込ませ、他は差し替え・ギボシ分岐で対応します。上写真の黄色線は、ヘッドライト関係のバッテリーを通さずに使用する線。メインハーネスの長さに、あまり余裕が無い。今回は端子を抜いて、途中の被覆を剥き、ハンダ付けして分岐させました。熱収縮チューブで2重保護。付けた部分に負担がかからないように、2枚目は長めに被せてあります。
年数が経ってくると、車体とともに配線も劣化してきますので、あまりにひどい場合は引き直し(メインハーネス)も検討ですね。腐食・劣化具合を見て、取り付け後に数字が出ない場合など。
ちなみに今回のタケガワレギュレーター使用の場合、ACは(ヘッドライト系)車体側から分岐させた黄色線を灯火入力端子(レギュレーター)に持って行けばOK。レギュレーターにAC出力が無いので、この場合(タケガワ)割り込ませるだけ。
充電系は12Vバッテリーと共に、元のダイオードを経由する配線を工夫するなどして、接続はそれなりにまとめる。元のダイオードの代わりに接続すればいいので、入る所をよく確認しながらやれば難しくないと思います。
どうせこの辺やるなら、ヒューズ関係(ヒューズ・ホルダー)は新規で準備した方が安心できる。平型ヒューズにするなども。
テストは、配線類を全部(正しく)つないでから始動・テストしてください。配線間違い・アース不良等で始動(導通させる)した場合は、最悪レギュレーターがパンクします。
激安ウインカーリレーICタイプ・中身はこんな
後々、ウインカーをLED灯化するのですが、その時コレは使えなかった。ウインカーを4灯LED化したら作動しない。簡単回路の激安リレー、小電力すぎると作動しないみたい。
こちら電球のウインカー球でしたら問題なく作動。あとは前・後ろのどちらか片側LED+片側電球の場合は同様に使えました。
電球派はこちら、ウインカー反射効率化。地味な作業ですが多少効果あり。
そして武川レギュレートレクチファイヤー。
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モンキー系12Vバッテリーと比較。後ろにあるのが、モンキー系バッテリー
車体に付いていた抵抗は不要になるので外しました。車体側に残った配線は絶縁処理。
この最初から付いている抵抗は、ヘッドライトスイッチOFFの時に不要分?を熱エネルギーに変換して放出する。今回半波整流12V化で、レギュレーターレクチファイアを付けた場合は、それも兼ねているので抵抗は不要になる。ギボシを外しただけだと、ヘッドライトスイッチOFF時は「AC」がキテマスので注意。絶縁収納固定するか、何か他の事に利用するか。
他ブログ記事
作業全般に言える事ですが、そこの部分だけ作業するのではなく、配線抜き差し・車体アースなど確認しつつ作業をしましょう。ハーネス等も劣化します。
接点復活剤(用途に応じたモノ)は必須。アースも怪しかったら磨き直し・改善等すると、さらに調子良くなると信じて作業。
単に、6Vから12V化すると消える問題もあるかと思いますが、6Vでも新車の時からアイドリングでウインカー点滅しないなどという事は無いと思いますので、まず怪しい所を払拭しながらですな。
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