購入後1年経たないくらいで、数回(10回程?)使用。
箱出しして、そのまま使っていたフロアジャッキのメンテをしました。
棒を抜いたら刺さっていた部分が錆びている。室内車庫保管ではありますが。
各部点検・可動箇所周辺給油・グリスアップ。
車輪はなるべく外してグリスアップ。コンクリートフロアなどはまだいいのですが、アスファルトを転がすと車輪への負荷が大きい。ダメージを受けやすい。
シリンダーのシャフト部に謎のグリスが乗っかっていました⇩。
何系グリスなのかよく分からないので、この部分は拭き取ってフッ素オイル・シリコングリスを薄く塗布しておきます。シールをイタワル。押し込み部のダブルピストン(デュアルポンプ?)のシャフトにも隙間からフッ素オイル給油。要は、オイルシールが使われていると思われる部分ですね。
リリースすると勝手にスルスルと下がるのは、自重に加えてこのバネ⇧2本がビヨーンと効いているからでしたか。良いのか否かよくわかりませんが様子見。
軸にグリスニップル1箇所あり。その奥の方がオイル出入口。
オイル口の蓋ゴムパッキンは潰れ・切れ。ここは「外すなら交換」という前提の方がよいみたい。ここ周辺にゴミ・ホコリの堆積があると、蓋を外す際に中に入ってしまう場合があるので注意。パーツクリーナーなどでキレイにして、エアーで飛ばしてから栓を外す。
オイルの通り道を簡易的に作成。
傾けたり、逆さにしたり。フロアジャッキは重たい…。本体重量44kg(ハンドル含む)
入っていたオイル、最初の色が分かりませんので何とも言えませんが、茶色っぽいのがでてきました。濁りはなし。
用意していた新油は透明に近い日本製のモノ。前記事のリフト台車で使用しているのと同じAZ・タービンオイルを使用。あちらで使い切る前に、このフロアジャッキのオイル交換をしておきたかった。
沈殿ゴミは廃油受けに付いていたモノもあるので、これまた何とも言えません。何か出てきた感じもしなくはない。
早いうちに一度交換しておけば、しばらく安心でしょう。
出てきた量は想像していたより少なかった。油圧リフト台車と比較しているからか。
新油は280㏄を300㏄用オイラー(オイル差し容器)で準備(何も調べず)していましたが、結構余りました。様子を見ながら足したりしたけど。後から調べたらオイル量はカタログ上「約250ml」。オイル交換作業では全部は抜けきらないので、まあそこまでは入らないでしょう。
ちなみにこれは「アストロプロダクツ 3.0TON 低床ガレージジャッキ」
オイルの量はジャッキ本体の仕様・容量・抜き方・減り具合などにのより変動すると思われます。
フラッシングしたい所ですが、重いのでやめ。ある程度残り油と新油が混ざる感じになる事を念頭に、次も早めに交換しようかなと。
そんなに出番が無くても、たまに動かしてオイルを循環させた方が良い気がします。
油圧機器のオイル漏れがトラウマになりつつありますので。
フタを開けてオイルを入れながらピストン動かすと溢れてくるので、下に新聞紙を敷いてから作業しましょう。
新品時・箱出し状態での可動部分のグリスは「最低限の所に最小限塗られている感じ」なので、できれば使う前に油を差した方が良いと思います。そして早めに一度オイル交換。
オイル交換はゴミ混入注意。逆にジャッキの寿命を縮めない様に。
油漏れ+上がらなくなった(負荷をかけると上がらない)先代フロアジャッキ(20年物)もまだあるので、捨てようと思っていましたが気が向いたらバラシてみます。これは、ほぼ使いっぱなし。使用頻度は少な目。購入してからジャッキのオイル交換・補充した事無し。いざ使おうと思ったら、オイル漏れ+上がらない。適当にエンジンオイルを足してみたら上がる様になったけど、負荷をかけると上がらない。と諦めた先代ジャッキ。ジャッキのオイル交換と言う概念が今までは無かった。という言い訳で、今回のジャッキは過保護気味に頑張ってます。
アクティトラックのヘッドガスケット交換をした際のエア抜きで、ある程度の高さ「前」を上げる必要がありましたので、どうせならこのクラスとなった事を思い出しました。エア抜き手順中に(車両のフロント側をジャッキアップポイント(A)で50cmジャッキ アップし、リジット ラックで支える)との記載あり。
もう買い替えたくない、フロアジャッキ。
と言う事で、フロアジャッキのオイル交換を初めてやってみました話。ムズカシイ事は無いけど、重い。