YAMAHA MATE(V70・V75)続き②

エンジンのオイルシール類を交換し、硬化したホース類も交換しました。ピストンリングも出たので交換。

近場の試乗を繰り返し「まあまあ走れる様になってきたな~」と、レッグシールドを付けて後日エンジン始動してみたら調子悪い。

かかりが悪い・やっとかかっても、勝手に回転上昇・チョークが効かない・そのうちエンスト。

良からぬ事(組み込みミス?)が頭を過りましたが、そんなはずは無い。はず。油面下げ過ぎた?

アイドリング状態で、ガソリンコックをPRIにするとマトモになった感じになる。ON/RESだと薄い?ガス欠手前状態。

試しに、走行してみて(走行中に切替確認)もそんな感じ。これはアレですな。

以上の症状からある程度見当は付くと思いますが、再度レッグを外して気になっていた部分を確認。

写真⇧では少しわかりづらいですが、負圧取り出しホースのL字になっている部分。やはり、負圧ホースがレッグシールドに押されて、折れた状態でした。負圧のガソリンコックなので、ON/OFFが機能しない状態。又は何かの拍子で機能したり、しなかったりなど。完全に折れて塞いでない場合は、症状が出たり出なかったりします。かかりが悪いけど一度かかって走ってしまえば普通に走ったり。これは負圧が大きくなれば通るなどの時。ガソリンの流量が一定ではなくなる。負圧がかからないと、ON/RESではガソリンが流れない。負圧ホースが経年劣化で亀裂・割れなどで二次エアを吸う事もあります。この場合もガソリンコックまで負圧が行かないのでON/RESではガソリンは流れない。個人的には負圧の燃料コックは好きではないんですよ。ダイヤフラムなどの部品が出なかったり、Assy交換の場合は本体が高額だったり。ちなみにこのメイトの燃料コックは、国内でデッドストックの新品が入手できたので、それに交換しております。

調べていませんが、インドネシアなどでは同じ様な形状の(ガソリンコック)ものがまだ入手できるのでしょうか?この辺のV75が、まだ現存している模様。日本だとV70呼称。排気量は72㏄なので呼び方はどちらでもいいけど。

負圧取り出し口角度が直角すぎるんですよ。周囲の隙間が狭いというか、取り出し口の角度設計ミス?

文句はこの辺までにして、今回注文したホースがL字になってなかった(品番変更で汎用品?)品を使用したので、余計折れやすい状態であった。と言えばそういう事でもある。L字に曲がった状態の専用品があれば回避できるトラブルか。

少し工夫して、折れないであろう感じで再度組み込み。

これでまたなったら、当たる部分を切ってしまおうか考え中。なるべく切りたくはないけれども。

ついで作業で、フロントのスプロケットを1丁(13→14)上げてみました。もっと上げてもいいかもしれません。後(ドリブン)側のスプロケは選択肢が少ないみたい。ちなみに後は39丁が付いていた。裏返して再使用。

当時の用途・近場の配達などにはいいギヤ比なのでしょう。

個人的には、せっかく70(72㏄)なので、もう少し出る様にしたいなと。でもこれ以上フロントスプロケの歯数を増やすと、現在のチェーン長では対応できない…。

チェーンもまだ新しいので、しばらくはこれで様子見てみます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA