ベスパのシートスポンジが劣化してポロポロするのが気に入らない

古くなったシートの場合、開け閉めするたびにポロポロと落ちてくるシートスポンジ。イライラします。

金額面で問題なく、部品が手軽に入手可能であれば、新品のシートスポンジに交換した方がいいです。

シート?そんなの劣化してたら新品に交換するか、即張替に出すでしょう!って言った方は飛ばしてください。


この話の場合は、ベスパ・Pの鉄ベースのシートになります。

交換するほどひどくもない・費用をかけたくない・ポロポロ振り撒かれるのは何とかしたい。延命処置。防水も兼ねて。

鉄ベースのシートは表皮がクリップ止めなので、外してアンコ(スポンジ)をビニール(ゴミ袋・黒・大)で包んでみました。

シートに使われているウレタンスポンジは、端の部分や表皮が裂けた所から劣化していきます。

直射日光(UV)に当ててはいけない。劣化がどんどん進む。表皮が切れたら早めに対処。

シート屋さんに張替に出せばいい話なのかもしれませんが、表皮にひどい破れがある訳でもない(今回)ですし、スポンジの状態をどう判断されるか分からない。補修できないので交換などになったら、費用・時間もかさみます。費用面でスポンジはそのまま再利用ってなったら、表皮だけ新しくなって、スポンジぽろぽろ。そもそも鉄ベースは断られたり、お値段特別料金の場合も、無くはない。スポンジ補修・継ぎ足ししてもらったはいいが、やけにボリュームアップして印象変わってしまった事も経験ありまして。

早い話、ボロイ車体という事もあり、そのままの雰囲気で、費用をかけずに延命・改善したいと言った所。

今回のシート、座面はしっかりして弾力もあるのですが、裏の端の部分が劣化してシートを開け閉めする度にポロポロと降ってくる状態。少し悲しい気持ちにもなってきます。シートの幅があり、わたくしの足も短いので、このサイドの端の部分は負担がかかってモゲたり劣化しやすいんですよね。表皮も皺になって切れたり。まあ、作り的に見てもそうなるだろうなと言った感じではありますが、すべての事に効率は求めません。最近のバイクではありませんので。

こうなったら選択肢は張替・交換しか無いのか?なんてなりますが、その前に思いついた事をやってみました。やった事を本文、先に言ってしまってますが気にしない。

ぽろぽろ降ってこなければ良い+雨が降った時にスポンジへのシミ込みも防げる「一石二鳥」。久しぶりに聞きました「一石二鳥」。

表皮だけ濡れたとしても、これならすぐに乾くでしょう。たぶん。そんな事で悲しい気持ちになりたくないんですよ。ボロいベスパのPだからと言って。ボロいんではないな。アジのある?使い込まれた?多数オーナーの?まあ表現はどうでもいいですか。一歩下がって二歩進む、今うちにあるP。

今回の作業はゴミ袋と接着剤だけ用意すればできますのでね。表皮が破れてなければ、やってみるのもいいかもしれません。ビニールで包んだだけでは、使っているうちに滑ってズレてきますので、黒いゴム?シートとビニールを巻いたスポンジを、接着剤である程度固定して組み直しました。表皮とビニールはフリーです。座った時のたわみを考慮して緩めにする。ピンピンに張らない。シート表皮が劣化気味で防水効果が無くなっている場合は、雨などが滲みてスポンジの劣化を早めますので、これをやると多少延命にもなる。透明・白のビニールも考えましたが、黒が目立たなくて良いかなと。厚過ぎず、引っ張りに耐える柔軟性のありそうなモノを探しました。

今ふと思いましたが極端な話、サランラップ的なものでもいいのかな?

スポンジの端の部分に劣化止め(ポロポロ防止)を目論んで「スプレーのり」をかけたりもしてみました。効果は、次回開ける機会があったら分かるかもしれません。

まず最初に、タンデムベルトが素直に外れないと表皮がキレイに剥がせないので、止めているネジを舐める前に裏から浸透性の高い潤滑剤を差しておく(数日前から)。この部分はマイナス溝が浅いので、ナメやすい。頭だけ折れる場合もあり。ベルトが外れたらクリップを外し、表皮を外す。表皮は柔軟性0(ゼロ)と思っていた方がいい。無理に力をかけると破れる危険性高し。表皮を引っ張るよりスポンジをたわませて外す。この時に表皮を派手に破いてしまったら、それ以上ひどくせずシート屋さんに頼んだ方がいいかもしれません。タンデムベルトの固定ネジが緩まなかったら、金具破壊?ネジをドリルで揉んで切り直す必要性も出てくる。表皮については付ける時も同様に引っ張らないで付ける必要あり。

自分のシートに合った表皮が簡単に入手できる(お手頃価格で)のであれば、張替てしまう選択肢もあり。表皮単品でいい値段する場合は、シート屋さんに張替えを頼んでも同じくらいの金額だったりする。状況によりですね。


作業後、組んでからはポロポロしてくるのにイラつく事も無くなり、好調。

雨に濡れても表皮だけ。ビニール防水でスポンジまで濡れない。すぐ乾く。

張り替えた訳ではなくアンコもそのままだったので、過度な期待は禁物です。

やはり、座面に弾力・少しボリュームが欲しくなってきたので、そのうち少しアンコ盛りをしてみようと思います。今は平べったい感じで、真ん中辺が凹んでいる?様に見える。スポンジを少し足すくらいであれば、表皮も耐えられると思いますので。

この鉄ベースのシートは、スプリング・スポンジ・その間にある樹脂シート・表皮・と色々と見るところがある。

この前、他の同形状・ボロいシートをバラシたら、タンデムベルトの辺りにある渦巻状のスプリングが折れていました。錆で痩せて劣化して破断。このタイプのシートベースは、たまにプリングの状態も見た方がいいですね。Pは使いっぱなし?実用車?くたびれた車両が多い。


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