Pのシフトチェンジが固い

P・PX系ラージボディは、操作系軽いイメージなのですが、この車両はシフトチェンジがかなり渋い。

古い?個体差?ノーマルワイヤーですが、それにしてもです。エンジン内ギアの隙間?関係部品摩耗?

中古車の場合、前所有者の乗り方・扱いにより、走行距離イってないのにギヤ抜けしやすい等あったりします。メーターが最初から付いていたものとも限りません。中には交換・戻しもあるでしょう。スモール(50s・100)辺りでメーターの針が折れてる・曲がってるのはちょっと怪しい。国産車感覚で戻すと、こんな感じになるらしい。計器屋でオーバーホールしてもらって、オドを戻すってのはあると思いますので、この辺りの事は一概にどうとは言えませんが。


まず、ギヤオイル量を確認。多すぎたら抜きましょう。ポタッ ポタッ 程度。つーっと伝ってる場合は多いです。水平な場所で見る事が前提。だいぶ増えた場合はガソリン混入等が考えられます。触ってみて、粘度・潤滑性低下・指にとってすり合わせ、キシキシしてたら怪しい。少なかったら、漏れ・抜け(クラッチ側オイルシール)が考えられ、オイル不足がクラッチ滑り・摩耗・ギヤの入りが渋い・摩耗につながる。交換しなくても、せめて量くらいは確認しましょう。(水平な場所・エンジン冷えてる時)常に、置いている場所に漏れが無いかチェック。

しばらく交換していない場合は交換。

量チェックで垂れてきたオイルがキレイでも、あてになりません。濁ってたら即交換。長期放置車は、たまに乳化したカフェオレみたいなのが出てくる場合あり。

わたくしの場合、ギヤオイルは距離走ってなくても、入りが気になったら交換してしまいます。入る量少ないですし。オイル交換の場合は、走行後などエンジンが暖まった状態で抜く。最後の方に鉄粉が出てくる事もあるので、しばらく放置。最初にドレン(注入口も)外して、その間他の作業など。


外からチェック。カバーがズレてたり、凹み損傷ある場合は中で接触している可能性あり。社外のメッキ部品は精度が悪い事もしばしば。

ワイヤー・シフター可動部、カバー内部に、接触跡がありました。締め付け具合?ステーの角度?

シフトチェンジの際に、タイコ・ワイヤー末端が擦って抵抗になっていた様です。(社外品のタイコ使用)社外品で少し長いのかな?

ワイヤーも長く残すと擦るし、短くすると引っ張って調整する時に掴みづらいなどありますので、いい長さでとは思っているのですが、気持ち長めが好み。スチールインナーワイヤーの場合は半田でほつれ止め。

ワイヤーエンドのタイコの頭が当たっていたので、削ります。

カバーを外側にずらす方法もあると思いますが、余計な隙間ができるので、まずは削り。

この部分は多少削っても大丈夫でしょう。工具がかかれば。

ベスパ P PX シフトカバー タイコ接触 シフト固い

何度か、削り・合わせ・シフトチェンジの作業を、当たらなくなるまで繰り返し。

社外品のタイコは頭が高くなり、接触する場合がある様です。

下写真は蓋内側、対策後のアタリチェック。

シフトの感触は、多少改善されました。最終的に蓋する前に、グリスを詰め込んでおきます。スプレーグリスなど即効性のある物も併用。即効性&持続性狙い。

やはりチェンジワイヤー自体の影響もありますね。後は内部か。

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